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2018年9月の記事

2018年9月21日 (金)

沖縄移住10周年記念!島ナイチャーのひとり言。“許す力”は高尚なスキル

このブログ、1年に1回しか更新されないレアなブログに成り下がりました(笑)

9/2は私の沖縄移住記念日。
移住後8年間は、毎年この記念日に1年を振り返っていたんですが、最近はそれすらも...

故翁長県知事が急逝し、知事選が前倒しとなり、バタバタの沖縄。
まだまだたった10年しか住んでいないナイチャーの私がどうこう意見すると、うちなんちゅーの皆さんから「知ったようなことほざきやがって」みたいな声もちらほら出てくるのかもしれませんが、仕事柄、沖縄のことはめっちゃ考えているつもりだし、受け入れてもらえないとしても、自分では沖縄LOVEなので、10年住んで感じていることをこの機会に活字化しておこうと思い、ひっさしぶりにブログ更新することにしました。


そう、今回のテーマは普天間基地移設問題。
誰に投票するとか、◯◯党だとか、◯◯派とか、そんな小さいことを書くつもりではありません。

私の主張は大きく2つ。

①観光の島「沖縄」において、国やうちなんちゅー同士でいがみ合い対立し合うのは、未来の子どもたちのためにも早く収束させたい。怒りや対立から生じる負の感情が漂う島に観光したいって思わないですよね。

②辺野古新基地建設については、反対を貫いてほしい。
原子力発電所と沖縄の米軍基地は似て非なるものがあると思っています。国レベルの必要性は頭ではなんとなく理解していて総論賛成でも、誰も自分の近くに移転して欲しくないのが共通事項。違う点は、原発は賛成反対の議論の末、結果として誘致しているけど、沖縄の基地は戦争で地上戦が行われ、敗戦の結果米軍が占領して復帰後もそのまま残っているもので、決して誘致したものではないということ。


私の提案は、こんなこと。


国が防衛方針として辺野古移設を実行に移したわけなので、どうあがいても沖縄の宝である海や自然環境は破壊され辺野古基地はできるだろうし、普天間基地を移設したほうが沖縄経済や県民の安全のためには良い話。
でもですね、だからと言って辺野古移設を賛成してはダメなんです。一度賛成してしまったら、たとえ51:49でも、賛成の上誘致したという事実は歴史に残るわけで、そしたら原発と同じ。何か起きたら誘致した地元で何とかしろよ、となる。
国が「防衛方針は国が決めること」という主張をするなら、沖縄としては最後まで反対し続けて、国にケツを拭いてもらいたいですよね。

沖縄側にできることは『許す』こと。
国を許し、米軍を許し、賛成派反対派それぞれを許すこと。

私が10年沖縄に住んで、一番沖縄に学んだことは、『許す力』

反対はし続けるけど、許す。

そして大事なのは、平和宣言。
基地のある島が何言ってるんだ、有事の際は格好の的になるだろ、と言われるかもしれないけど、基地を誘致したわけでなく、基地あることを許しただけ。
できれば許すかわりに、国に憲法9条改正を思い留まらせるとか、せめて自衛隊の命はまもれるような改正だけにして、平和憲法を誇りとして世界発信させるとか。

人間が人間を殺すことを正当化した戦争自体が異常行為。敵味方関係なく命を蔑ろにした恐ろしくおぞましい地上戦を経験した沖縄だからこそ言える平和宣言。

広島にもう一度他国が原爆落としたら、その国は世界中から非難されるでしょ。
それと同じ理屈。

許す力でいがみ合いを収め、平和宣言をした沖縄に総攻撃するような他国があれば、きっと世界中を敵に回すよね。

結果としていがみ合いや対立から生じる負の感情も収まり、観光県としてのブランディングもできるし、許す力や平和宣言から発せられる沖縄独自の空気感が、観光客を癒し、自分を見つめ直す機会を与え、世界平和に少しでも貢献できればな〜と。


わかってます。理想論ですよ。
もっと現実みろよ、とか心無いバッシングもありそですね

でも言論の自由として、今日この瞬間の意見を書き示しておきます。
最後まで反対を貫き通し、高尚なスキル「許す力」で諍いを収めて平和宣言する。

沖縄や日本・世界の未来が、素敵になりますように〜

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